

近年、不登校の小中学生は全国で約34万人を超え、過去最多を記録しています。
その背景には、いじめや友人関係の悩み、生活リズムの乱れ、心身の不調、家庭環境の変化など、複雑な要因が絡み合っています。
文部科学省の調査によると、不登校の子どもたちの約3割が「学校生活にやる気が出ない」、2割以上が「不安や抑うつ」を訴えており、学習以前に心の安全が脅かされている状況です。
学習面では、以下のような課題が見られます:
-授業の欠席による学習の遅れ
-教科書や課題への拒否感
-集中力の低下や学習意欲の喪失
-「できない自分」への自己否定感
-進学や将来への不安
一斉授業や学年別のカリキュラムでは、こうした子どもたちの状況に十分対応できないことが多く、個別の支援が求められています。
「まなびの森」は、不登校の小中学生が安心して学びに向かえるよう、以下のような支援体制を整えています。
1.完全個別指導で「その子のペース」に合わせる
講師1人に対して生徒2~3人の個別指導を基本とし、体調や気持ちに合わせて学習内容や時間を柔軟に調整します。
「今日はここまでできたね」といった肯定的な声かけを重ねることで、自己肯定感を育みます。
2.学び直し・教科の絞り込みにも対応
文科省が進める特例制度のように、必要に応じて下の学年の内容に戻って学び直すことや、教科を絞って重点的に取り組むことも可能です。無理なく、確実に「わかる」「できる」を積み重ねていきます。
3.時間帯・通塾スタイルの柔軟な対応
毎週木曜日の10時半~15時のフリースクール、夕方以降の時間帯に授業を設定。
4.安心できる人間関係の構築
講師は、ただ教えるだけでなく「話を聴く存在」としても寄り添います。
沈黙も、涙も、戸惑いも、すべてを否定せずに受け止める姿勢を大切にしています。
信頼関係を築くことで、学習への不安や抵抗感が少しずつ和らいでいきます。
5.保護者との連携と情報共有
ご家庭との連携を重視し、体調や生活リズム、学校での様子などを共有しながら、無理のない学習計画を立てます。
不登校の子どもたちにとって、学びの場は「評価」や「競争」ではなく、「安心」と「回復」の場であるべきです。
まなびの森は、子どもたちが自分のペースで学び、自信を取り戻していくプロセスを、そっと支え続けます。
どうか一人で抱え込まず、ご相談ください。
まなびの森は、子どもたちの「今」と「これから」に、寄り添い続けます。